脳阿弥

世俗の身分秩序を越えて活躍した芸能者集団に因み脳阿弥と名乗る。

新鋭のテクノロジーにて脳を編まんと欲す。

著者の内の中心人物である経済学者、飯田氏はそれに関連して新自由主義、ハイエク、フリードマンといった経済学の立場と、ケインズのような立場を安易に対立するものとして二項対立的に片方の肩だけを持つ事は賢明ではないと言う。現在論壇の多くで交わされる経済的な議論は純粋に経済学的な議論ではなく、経済理論的な、もっと言えばイデオロギー的な対立に終始しており、この状況では経済学は本領を発揮する事が出来ないらしい。というのも飯田氏によれば経済学は価値判断や思想よりは、目的達成のための手段の理論、ツールとしての役割に特化した学問であるからだそうだ。著者によれば新自由主義的なハイエクと社民主義的なケインズは対立も矛盾もしていない。ただ景気が悪く社会が風邪をひいてる時は無理に競争させず薬を飲んで(ケインズ)調子がいい時はバンバン競争して成長しよう(ハイエク)という状況に応じた使い分けをする事が賢明なのだ。…といった事が語られる。

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