脳阿弥

世俗の身分秩序を越えて活躍した芸能者集団に因み脳阿弥と名乗る。

新鋭のテクノロジーにて脳を編まんと欲す。

今この時点でもっとも重要な音楽作成者はUlrich Schnaussだろう。
(日本語だと「ウルリッヒ・シュナウス」と発音すると思います)
この人のなにが革命的かというと、エレクトロニカという音楽を表現の武器として100%生かしきっているからだ。
やっていることはすごく単純なんです。
誰でもできるようなこと。
「自分が感じている感じを音楽にする」
ただこれだけです。
でも、Ulrich Schnaussの場合はまずは技術についての経験がとんでもない。
(実際の彼の経歴は知らないが音楽を聞く限り)
恐ろしく音楽を使いこなしている。
電子音をここまで手足のように使う人は見たことがない。
この人は朝から晩まで電子音の中で生活しているのではないだろうか。
そして、2番目に特筆すべき点はその音楽が表現しようとしているものが非常に美しいということだ。
それは誰しもが見たことのある夕暮れや生活の一場面をテーマとしている。
音楽へのスタンスが高踏的ではなく、誰にでも共感できる場面であることが素晴らしい。
非常に音楽に対する姿勢がフラットなのだ。
彼の音楽は誰をでも受け入れる。
そして去る者を引き止めない。
ほとんどすべてが電子音で、ボーカル部分もコーラス的に入っているだけだ。
だから強く人の心を繋ぎとめる力はあまりない。
でも、その軽いスタンスが素晴らしいと思う。
いつでも彼の音楽世界に入っていけるし、いつでも去ることができる。
風通しがよくて、リベラルだ。
さらに言うと音楽的なアイデアも豊富だ。

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